昨日は5月9日、母の日でした。
私の母は健在で今は愛しい孫と一緒に過ごす時間が
楽しくて仕方ないようです。
みなさん、ご両親のことを尊敬する気持ちは同じだと思います。
もちろん私もそうです。
よく聞かれるんですが、私の両親は音楽家ではありません。
祖父母も周りの親族にも音楽と縁の深い人はいません。
だからこそ、私が音楽を勉強したいという気持ちを尊重してくれたのかもしれません。
私が生まれてから、
母は童謡や「みんなのうた」などをカセットテープに録音し
(当時の音楽再生ツールはカセットテープかレコードでした)
いろいろな音楽を聴かせてくれる環境を作ってくれました。
記憶こそほとんどありませんが、どんな歌があってどんな歌が好きだったかは
今でも覚えています。
幼稚園に入り、音楽教室のオルガンのグループレッスンを始め、
ピアノへと移行していきました。
小学校、中学校、高校とピアノは続けていましたが
母は「練習しなさい」と言うことがほとんどなく
練習不足で先生に叱られたり、レッスンに行くのを渋ったりすると
「あなたが習いたいと言って始めたことだから、自分で決めてちゃんとしなさい。」
と、いつも言いました。
そう言われてもピアノを辞める選択肢がなかったのは
音楽が好きでピアノを続けたいという気持ちがあったし、
母はそれをわかっていたのでしょうね。
それでもピアノを続けて今に至るのは
母の厳しくも優しい言葉があったおかげだと思います。
母の日にちょっと思い出しましたね。
お母さん、ありがとう。
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